ダウンジャケットの30%ほどしか市場規模がないといわれるダウンパンツ。冬には欠かせない必要性の高いアイテムだと思うのですが、みなさんそうでもないのかな。
登山やキャンプでは当然のこと、街着としても部屋着としても、とても使い勝手のいいマウンテンイクイップメントのダウンパンツ。三年ほど愛用しています。
ダボッとしてシルエットが良くなかったり、てかてかして着回しにくい印象がダウンパンツにはありました。山小屋やテント泊だけならいいかもしれませんね。「もう少しシルエットが良ければ街着にもなるなぁ」とちょっと惜しい感じ。
しかし、マウンテンイクイップメントのパウダーパンツ70は、シルエットがジョガーパンツに見えなくもないくらいすっきりしています。それでいてとても暖かい。山でもキャンプ場でも街でも使えるおすすめダウンパンツです。
好日山荘の福袋でマウンテンイクイップメントのダウンパンツを購入
何年か前の好日山荘(松本店)の福袋に入ってました。ダウンパンツが欲しくて買ったというより、たまたま手に入れてみたらとても気に入った感じ。今年の福袋にも入っているといいですね。
二万円の福袋に入っていたような気がします。定価が17,820円なのでお得だったのか、在庫処分だったのか。
【2018】アウトドア系福袋まとめ グレゴリーやノースフェイス、ホグロフス、キャンプで使えるグッズ
ダウンパンツの用途
主な用途は、通勤時や営業周りの休憩、車中泊、スノーシュー、キャンプ、街着、部屋着です。ほんと厳冬期は大活躍。長野に住んでいるからかもしれませんが、都内もけっこう寒いので出番はありそうですね。
少しオーバーサイズを購入して通勤時にスーツの上から履くと、とても暖かいです。収納袋に入れれば、軽くてコンパクトになので鞄の中でも邪魔になりません。自転車通勤の方には、特におすすめです。
防水性、防風性はあまりないと思います。スノーシューや雪上キャンプなどでダウンのロフトを失うほど濡れたことはないので、そこそこの防水性。雨の日は着用しない方がいいですね。
表地素材:15デニールダウンプルーフファブリック+耐久撥水
車中泊やキャンプでも大活躍。厳冬期用シュラフを購入するより、スリーシーズンシュラフにダウンパンツをプラスした方が安く、汎用性の高い装備になります。冬山登山の場合はダウンハガー800 #0などを買った方がいいと思いますが、車中泊にそこまで高級品は必要ないですよね。
一番活用しているのが街着としてです。「ちょっとコンビニに」みたいな時にパジャマの上から履く、という使い方が最高です。軽いし、暖かいし、おしゃれとはいえないけどださくはない。アウトドアが好きな方だけでなく、寒がりな方にはおすすめしたいアイテムです。
ダウン:700フィルパワーホワイトグースダウン(bluesign認証ダウン)×70g
マウンテンイクイップメント パウダーパンツのサイズ感
わたし(ウエストは78cm)はLサイズを購入しました。たとえば、ユニクロのLサイズの上からダウンパンツを履くこともできます。ですので、ユニクロのワンサイズ大きめくらいですね。
下着の上に着るのであれば、ぴったりめのMサイズを選びます。
裾がゴムになっているので、多少足丈が長いものを買っても問題はないと思っています。
マウンテンイクイップメント パウダーパンツのデメリット
ちょっと気になるデメリットが一つあります。縫い目から少しずつ羽毛が出てくるということです。
本当に少しだけなのですがダウンが出てきます。2〜3年使っているので仕方がないことかもしれません。そのかわり、生地からはまったく出てきません。もともと縫い目にかかっているダウンが出てくるのでしょうか。
Powder Pants70の写真レビュー
パウダーパンツの特徴的な点を写真レビューにしました。
ウエストのドローコード
一番気に入っている点は、ウエストの開け閉めがとても楽なところです。グローブを付けて開閉することが多い箇所。動かしやすく、しっかりウエストが締まります。ひもで結ぶタイプだと、どうしても緩んでしまったり、固結びになってしまって、いらいらします。
裾はゴムの絞り
わりとぴったりしていて風が入らないです。
前開きのチャック付き
ジッパーを閉めている時はほとんど見えませんが、ちゃんとチャックがあります。
パウダーパンツの重量
収納袋に入れた状態で233g(Lサイズ)。
袋なしで218g。
収納サイズ
収納サイズは20cm×10cmくらいです。スマホはファーウェイのP9lite(14.6cm×7.3cm)。
収納袋が防水ではないため、ジップロックに入れて持ち運んでいます。
ダウン70gだけどふかふか
ジップロックで圧縮されても、すぐにふくらみが戻ります。そしてふかふか。
【比較】アウトドアブランド ダウンパンツ おすすめ5選
マウンテンイクイップメント以外にも各社ダウンパンツを販売しています。よく比較されるのがナンガやモンベル、ノースフェイスあたり。
フィルパワーが高く、ダウン量が多いものほど暖かいです。用途や寒さへの強さなどによって適しているモデルは変わってくると思います。
焚き火をする方はナンガ。釣りをする方はエアリスタ。メンテナンスフリーのものが欲しい方はパタゴニア。普段着にしたい方、雨に強いモデルをお探しの方はホグロフス。
ナンガ/焚き火ダウンパンツ
冬のキャンプで焚き火をする方にはNANGAのTAKIBI DOWN PANTSがおすすめです。
760FPのヨーロピアンホワイトダックダウンが60g。表地がてかてかしていないので、普通のパンツに見えますね。日常的にも使えそう。
エアリスタ(foxfire)/3DeFX Hybrid Pants
今年はエアリスタのダウンパンツ、3DeFX Hybrid Pantsを購入予定です。謳い文句が「究極に〝美しい〟撥水ダウンパンツ」。暖かく、濡れに強く、シルエットが美しい、というダウンパンツのデメリットをすべて潰してきたアイテム。
クイックスダウン700FP(ダウン90%・フェザー10%)50g
「世の中に、テント場で使用する細身のシルエットでカッコいいダウンパンツが無い」。縦走登山とフライフィッシング冒険を偏愛するairistaプロデューサーはそう言い切った。
そんなダウンパンツへの不満や鬱憤を晴らすべくairistaの開発陣が2年の歳月をかけて創り出したのが、このダウンパンツである。
エアリスタの公式サイトでコンセプトが読めますので、気になる方はご覧ください。
パタゴニア/ナノ・パフ・パンツ
濡れに強いダウンパンツをお探しの方には、パタゴニアのナノパフパンツ。インサレーションは、プリマロフト・ゴールドが60g。表地もDWR(耐久性撥水)加工済みなので防水性が高いです。
この商品最大のメリットは、ガシガシ洗濯機で洗えることです。何も気にせずに洗えるのは使い勝手がいいですよね。
パタゴニア公式サイト メンズ・ナノ・パフ・パンツ フライフィッシング Forge Grey
ホグロフス/BARRIER III PANT
一番、普通のズボンっぽいのがホグロフスのバリアースリーパンツ。北欧ブランドだけあって、かっこいいです。ダウンパンツを履いているようには見えませんね。
化繊素材Quad Fusionを80g封入。表地がPretax® Classic Ecoなので防水性、防風性は抜群です。
ダウンパンツの洗濯
シーズンオフにはきれいにしてから保管します。ニクワックスなどのダウン専用洗剤を使えば家庭用洗濯機でも洗えます。
洗うのは簡単ですが、乾燥させるのは難しくないですか?かたよったまま、ダウンの羽が膨らまないまま、乾燥させると固くかたまりになってしまいます。「羽があるところとないところができてしまったな」なんて。
我が家では、シーズンオフにまとめて専門業者さんにお願いしています。ブランド品や高級品を扱っている業者に頼むのが一番安心。
シーズンオフにはリナビスという宅配クリーニングで完璧にきれいにしています。しみ抜き・衣類の修繕・6か月間の保管が無料と便利。毛玉も取ってくれます。自分で洗濯してダウンやメリノウールを悪くしてしまうのがいやな方にはおすすめ。
ウルトラライト(UL)の方もおすすめ
「ウルトラライトスタイル Vol.2 UL山歩きのビジュアル読本」という書籍にも掲載されていました。UL指向の方がダウンパンツを選ぶとしたら、パウダーパンツ70みたいですね。
「mark08」という書籍で、ジェリー鵜飼さんはウエスタンマウンテニアリングのフラッシュパンツをおすすめしていました。180gでダウン量が57g。
まとめ
縫い目から少しダウンが出てしまうことをのぞけば、ほぼデメリットのないアイテムです。初年度はどうしてもダウン製品というのは毛抜けするもののようです。使い込んでいくとダウンが抜けることもなくなります。
街でも車中泊でも、もちろん山でも使い勝手のいいダウンパンツです。風が強い寒い日に羽織ると、ほんと温泉に入ったようにほんわかしますよ。寒さが苦手な方には特におすすめです!
以上、キャンプでも街でも部屋でもダウンパンツ POWDER PANT 70/マウンテンイクイップメントという話題でした。
マウンテンイクイップメント セール情報
マウンテンイクイップメント 最終更新日:2019/1/2
- 【1/1開始】パウダーパンツやダウンもありますよ。
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