山に行くとかなりの確率でモンベル製品を使っている方に会います。日本の登山では、もっともメインストリームなアウトドアブランド。
最近は、ふるさと納税の返礼品でも話題です。還元率が話題のモンベルポイントバウチャー、テントにザック、ウェアと、ふるさと納税だけで登山・キャンプグッズが揃ってしまいます。
「そもそも、モンベルはどんなアウトドアブランドなのか?」「モンベルのふるさと納税返礼品の状況は?」といった情報をまとめました。
モンベルは、機能美・軽量・迅速がモットー
モンベルは、大阪に本社を置くアウトドア用品メーカー。
登山家でもある辰野勇氏が1975年に設立し、自身の経験を踏まえた登山用品を数多く販売してきました。2018年現在、41年の歴史があります。
創業者のこのような経歴もあり、取り扱う製品は登山用品がメインとなっていますが、キャンプ用品も多く販売しています。
モンベルが販売している製品の特徴は、その高い品質にあります。
“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”を開発のコンセプトに掲げ、機能的に優れた商品を生み出し続けています。このため、全国のアウトドア愛好家から愛されるメーカーとなっているのです。
日本の気候に適した製品を販売していることも重要な点です。湿度の高い環境でも快適に使用できるよう素材の選定や設計を行っています。
そして、比較的安めの値段設定であるという点も魅力です。アウトドア用品は、高級品から低価格のものまで多様な製品が存在します。しかし、高価な製品は手が届かないことが多いですし、安すぎる製品は品質に問題があることもしばしばです。
一方、モンベルなら質の高い製品を安めの価格で購入できますから、初心者から上級者まで非常に多くの方々がこのメーカーの製品を愛用しています。
さて、モンベルは登山用品を中心に販売しているメーカーですが、キャンプ用品も高い評判を得ています。
モンベルにはどんなアイテムがあるの?
モンベルの販売しているテントとしては「ムーンライト」が有名です。1979年に最初のモデルが発売されたという長い歴史があり、モンベル製のテントとしては定番ともいえる商品です。
設営に手間がかからない設計や、夏のキャンプでも安心な通気性の高さが魅力となっています。ただし、冬場のキャンプには向いていないので注意が必要です。
冬のキャンプを楽しみたいという方には「ステラリッジ」が適しています。こちらはオールシーズンに対応したモデルであり、軽量さと頑丈さを兼ね揃えている点が特徴です。
ムーンライトより高めの値段ですが、あらゆる季節や環境で使用できるという点はやはり強味といえるでしょう。
大人数でのキャンプや広い空間が欲しいという方に向いているのは「クロノスドーム」です。このテントなら広い空間を確保できます。
しかも、ポールとソケットを一体化させているので設営も簡単であるほか、通気性の良さも魅力的です。ムーンライトと同様、スリーシーズン用である点には気を付けましょう。
モンベルはシュラフの種類も豊富です。羽毛、あるいは化学繊維を使用したもの、そしてオールシーズンに対応したマミー型のものなど多様な商品があります。自身のキャンプスタイルにあったものを選ぶようにしましょう。
モンベルは、アウトドア好きの多くの方々に親しまれているブランドです。その理由はコストパフォーマンスの高さにあります。手頃な価格で品質の高い製品を購入できるという点が幅広い客層から支持されています。
また、利便性の高さも人気の理由です。服や帽子といった、アウトドアのみならず日常生活でも使えそうなものから、専門性の高いものに至るまで、多様な商品を販売しています。
ただし、あまりにも多くの方々が使っているだけに、個性を出しにくいと感じる方もいるようです。そのため、あえて他の商品を買おうとする向きもあります。
しかし、多くのユーザーがいるということは高品質であることの証です。アウトドア初心者の方は、まずはこのモンベルの商品を購入すれば安心でしょう。
モンベル製品の手に入れ方
モンベル製品を手に入れるには、「直営店」「取り扱いアウトドアショップ」「ネットショップ」の三通りがあります。
「ネットショップ」に関しては、モンベルが運営している公式ウェブショップのみの販売になってきています。
試しに楽天やヤフーショッピングで検索しても、昔のように多数のアイテムが出てくることはありません。
ネット販売させないようにお願いしているのかな。
以前から、コールマンやスノーピークとならんでモンベルも「独占禁止法じゃないの?」みたいなことをいわれているので大丈夫なのでしょうかね。
モンベル製品を安く買うには、直営店・公式サイトのファクトリーアウトレットしかなくなってきましたね。
モンベルは、ふるさと納税・地域振興にも積極的です
全国各地に直営店を出店。
とくにちょっと隠れたフィールドに出してくるのが特徴です。たとえば、「オホーツク小清水店」「大雪ひがしかわ店」「御在所店」「モンベル 大山店」など。お客さんは来るのかな。アウトドアを行なう人にとっては、とても助かる立地が多いですね。
モンベルの店舗が中心となって、その土地のアクティビティを盛り上げていく、というよい循環が見られます。
石川県羽咋市に「北陸モンベル」というモンベル製品の製造を一手に引き受ける会社を設立。野球場3つ分という広大な敷地の工場を作りました。
谷本知事は「モンベルの進出で、過疎のイメージがある、能登の意味合いが変わった。モンベルをモデルとして能登を売り込んでいきたい」、山辺市長は「地方創生の起爆剤となり、定住・交流人口拡大に期待したい。さらに羽咋の知名度向上につなげていきたい」と話しました。
参考モンベル北陸総合センターの竣工式が行われました
ふるさと納税にも、ポイントバウチャー(商品券)、やウェア、テント、ザックなどを提供しています。
ふるさと納税でモンベル製品が返礼品でもらえる自治体リスト
【ザック・テント・ウェア・タンブラー・シュラフ】石川県羽咋市
【ザック・シュラフ・野点セット・ダウンブランケット】高知県四万十市