【日本製】fan マルチロースター(ユニフレーム)で美味しいパンを食べる

行く先々で美味しそうなパン屋を見つけた時、ちょこちょこ買います。惣菜パンはそのままでいいけど、食パン類は焼いて食べたいもの。「旅先やキャンプでおいしくパンを焼きたい」という願いを叶えてくれるアウトドアグッズ「fan マルチロースター(ユニフレーム)」を購入しました。

この「fan マルチロースター(楽天)」は輻射熱を利用して、パンやお餅を焼くことができるアイテムです。家庭にあるオーブントースターも輻射熱を利用する調理器具。野外でも家庭と同じようにおいしくパンを焼けるようになります。

パンやお餅などの水分が少ない食品に向いています。その反面、お肉や魚などの汁が出るものには向いていません。

「fan マルチロースター(ユニフレーム)」は基本的にガスボンベ型(CB缶・OD缶)のストーブで使用し、アルコールストーブでは使いません。輻射熱で熱するので弱火に調節できる燃焼器具が適しています。

本当にパンが美味しく焼けますし、手入れも簡単。価格(2,400円)も安い上に、バーナーリッドとしても使える持っていると便利なアイテム。

この記事では、美味しくパンが焼ける理由、お手入れ方法、使われている素材など記述しています。

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ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様

ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様

メーカーユニフレーム
型番No.660072
価格(税込)2,400円
収納サイズ約200×130×19mm
重量約300g
材質フレーム:特殊耐熱鋼FCHW2
上網:鉄・クロームメッキ

ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様

fanマルチロースター(ユニフレーム公式サイト)

ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
サイズ感は手のひらくらいの大きさ
ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
横幅(一番長い辺)が22cmです。
ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
縦幅が14cm
ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
重さは301g、コンビニのおにぎり3個分くらいの重さです。
ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
「炎」を「熱」に変換する「特殊耐熱網メッシュ」。光にかざすとわかりますが、本当に細かく作られています。
ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
網の部分は「クロームメッキ」で作られています。

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【お手入れ】「フレーム:特殊耐熱鋼FCHW2」「上網:鉄・クロームメッキ」について

「fan マルチロースター」に使われている材質に関してです。

調べた限りでは、フレームに使われている「特殊耐熱鋼FCHW2」はステンレス、上網に使われているのはクロームメッキ加工されている鉄。

ステンレスは鉄にクロムやニッケルを加え、錆びにくくなっている合金鋼。水分・塩分・油などで錆びやすくなるので、使用後はしっかり汚れを落とすことが大事です。

クロームメッキは鉄にガラス皮膜を塗り込んだものらしいです。

メッキされているとはいえ、無数の小さい穴があり、そこから錆が発生する。

フレームと同じように使用後はしっかり汚れを落とすことが大事!

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【輻射熱】fan マルチロースターで美味しくパンが焼ける理由

パンや餅などの水分の少ない食材に向いている
ピザを焼いても美味しいです

「fan マルチロースター」は、直接炎を当てるのではなく、遠赤外線で焼く道具です。

「fan マルチロースター」で美味しくパンが焼ける理由は、オーブントースターと同じ輻射熱を利用しているから。

輻射熱とは、一点から一直線に放射状に放出される熱のこと。その特徴は、他の物質に当たるまでは一直線に進み、熱を発することがない。物に当たってはじめて吸収され、その物質の状態変化に使われます。

例えば、オーブントースターや電子レンジ、焚き火などが輻射熱で物を温めています。

「fan マルチロースター」は、屋外でも使えるオーブントースターとも言えますね。

「表面はサクサク」「中はしっとり」というのが美味しいパン。

そのためには、ある程度パンの厚み(2.5cm以上)が必要で、内部の水分が飛ばないように短時間でパッと焼く必要があります。

輻射熱の特性として、ある程度離れていないと熱が均等に伝わりません(熱が放射状に広がるため)。

「fan マルチロースター」はちょうど良い距離感があるのだと思います。

【輻射熱】fan マルチロースターで美味しくパンが焼ける理由
フラット型でパンを焼く

多分ですが、山型に焼くよりフラット型のほうが美味しく焼けると思います。

【日本製】fan マルチロースター(ユニフレーム)で美味しいパンを食べる
山型でパンを焼く

山型で焼く場合は焼きムラがないようにパンを置き換えたりする必要があります。

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使い方を写真レビュー

fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
輻射熱でCB缶(ガスボンベ)を熱すると危険なので気をつけます。
fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
上網の長辺(パンが乗っている方)は13.5cm。市販の食パンははみ出てしまいますね。
fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
フラットにした方が均一に焼けます
fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
ガスボンベに輻射熱が当たらないように。
fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
パンを焼いている時間(5分くらい)ならば、取手の部分は熱くなりません。素手で持てます。
fan マルチロースター(ユニフレーム)の使い方レビュー
パンを焼いた後はマルチロースターがとても熱くなっています。鍋敷きの上に置くと安全。
パンや餅などの水分の少ない食材に向いている
お肉や魚を焼くと水分油分が出るので、バーナーがベトベトになってしまいます。フレーム部分にアルミホイルをセットするとバーナーをきれいに保てます。
お肉や魚を焼くのに向いているアイテム
お肉や魚を焼くには、「ホットサンドメーカー」や「溶岩石プレート」が適していると思います。

ここまで使っているバーナーは「ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310」です。

【レビュー】車中泊にも災害対策にも SOTO(ソト)のバーナー STー310

「一枚しかパンを焼かない」という方には「ユニフレーム ミニロースター」もおすすめ。価格がマルチロースターより500円安く、重さは約1/3になります。

ユニフレーム ミニロースター

created by Rinker
ユニフレーム(UNIFLAME)

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【まとめ】日本製で手入れをしっかりすれば何年でも使える

日本製fan マルチロースター(ユニフレーム)

様々な類似製品がある中で、この「fan マルチロースター(ユニフレーム)」を選んだ大きな理由が「日本製であること」。この製品を作っているユニフレームは新潟県燕市にあります。
俗に言う、「燕三条地区」。この「燕三条地区」はアウトドアメーカーが多数あることで有名です。

燕三条にアウトドアメーカーが多い理由【スノーピーク・ユニフレーム・キャプテンスタッグ・村の鍛冶屋・ベルモント】

日本の地場産業を買い物で応援しつつ、日本中を旅して、その土地の美味しいパンを食べたいと思っています。

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ユニフレーム fan マルチロースター(No.660072)の価格・仕様
【お手入れ】「フレーム:特殊耐熱鋼FCHW2」「上網:鉄・クロームメッキ」について
【輻射熱】fan マルチロースターで美味しくパンが焼ける理由
fan マルチロースターの使い方を写真レビュー

以上、【日本製】fan マルチロースター(ユニフレーム)で美味しいパンを食べるという話題でした。