車中泊、キャンプ、災害対策で需要が高まっている大容量ポータブル電源。
昔と比べると、高規格のものがお手頃な値段で、だれでも手に入れられるようになりましたね。
ポータブル電源の需要が伸びているのは、スマートフォンの充電や電気毛布、オーディオ、灯り、車載冷蔵庫など、屋外で電気製品を使いたいと考える方が増えていることがその理由です。また、災害への対策としても有効であるため、こうした目的からも購入する方が多いようです。
とはいえ、ひとくちにポータブルバッテリーといっても多くの製品があり、その性能も千差万別です。小型のモバイルバッテリーは値段も控えめですが、使うことのできる機器や使用時間にも制限があります。短時間の使用や通勤時などの目的なら別ですが、車中泊やキャンプ、災害対策として購入を考えている方の場合、こうした製品では不満を感じることも多いでしょう。
電気の容量で不満・不便を感じたくない方に、「SmartTap ポータブル電源 PowerArQ」をご紹介します。特徴は、「とにかく大容量」。この製品なら、屋外でもさまざまな電気製品を長時間使用することができます。このため、多くの方々に購入されており、高い満足度も得ています。
わたしはAnker PowerHouseを使っていますが、今だったら「PowerArQ」と比較して悩みますね。アンカー パワーハウス購入当時は「PowerArQ」が発売されてなかったので、suaokiとだけ比較をしました。
ポータブル電源を選び方としては、「安全である」かつ「大容量である」のふたつが大事だと思います。そのふたつの要素を兼ね備えているのが、スマートタップ社の大容量ポータブル電源【PowerArQ】。
おすすめのポータブル電源
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SmartTap ポータブル電源 PowerArQのデメリット
ポータブルバッテリー市場のなかでも、最近、評価急上昇している製品のひとつが「PowerArQ」です。
ただ、購入する製品を選ぶ際は、まずデメリットを知りたいですよね。けっこう高額ですから。
いくら高性能でも、人によってはデメリットの方が大きく、他の製品の方が適している場合もあります。では、「PowerArQ」のデメリットとしてどのようなものがあるのでしょうか。
「PowerArQ」のデメリットのひとつは、ジャンプスターターに対応していない
車を使用する際、気を付けなくてはならないのがバッテリー上がり。とくに真夏と真冬。
停車した状態でのライトの消し忘れや氷点下を下回る気温といったことが原因となり、車のバッテリーがあがってしまう場合があります。このとき、JAFに連絡して救援を要請することが最も確実ですが、現場に到着するまで時間がかかるので、その分時間を無駄にすることとなりがちです。
しかしこのような場合でも、ジャンプスターターに対応したポータブルバッテリーを持っている方なら安心。
ところが、「PowerArQ」にはジャンプスターター用のケーブルが付属していません。このため、ジャンプスターターを使うことができず、バッテリー上がりに対処できないのです。時間と手間はかかりますが、JAFへ連絡するか、他の車のバッテリーから電力を分けてもらうしか方法はないですね。
車のエンジンがかからない 車中泊旅行中のバッテリー上がり対処方法
[st-cmemo fontawesome=”fa-comments” iconcolor=”#F48FB1″ bgcolor=”#FCE4EC” color=”#000000″ iconsize=”100″]「Aiper PS500」がジャンプスターターに対応したポータブル電源です。[/st-cmemo]
ポータブル電源にジャンプスターターがついてなくても別途購入するのもありです。6,000円くらいで安心が買えます。
【レビュー】JAFより早く簡単、バッテリー上がりに | Anker Roav ジャンプスターター Pro
「PowerArQ」の充電方法に少し難点があります
また、充電方法にも少し難があります。「PowerArQ」は、基本的にはシガーソケットから充電することができません。シガーソケット用アダプターが付属していないからです。
車のシガーソケットに対応していると、出先でもポータブルバッテリーへの充電を行うことができるようになります。これにより、使用した分の電力を移動中に補うことが可能となり、結果的により多くの電力を使用可能です。そのため、シガーソケットを使っての充電ができないという点もデメリットと言えます。
ただし、この点については対策も可能です。AC-DCコンバーターを使用し、「PowerArQ」に付属しているACアダプターと接続することで、シガーソケットからの充電もできるようになります。ただ、この場合はインバーターを別途購入する必要があります(3,000円くらいで買えます)。
【レビュー】電気毛布・冷蔵庫も使えるおすすめコンセント セルスター/インバーター HG-150
または、ソーラーパネルを利用して、走行中に充電をする。夏の晴れている日であれば現実的ですね。
「PowerArQ」のメリット
では、メリットはどうでしょうか。
「PowerArQ」には、これらのデメリットを上回るメリットがあります。これが、多くの方から高い評価を得ていることの理由です。
PowerArQの最大の特徴は大容量であること
まず、PowerArQの最大の特徴はその容量にあります。
624Whという容量は、ポータブルバッテリー市場のなかでも指折りの性能です。これは、LEDのライト・ランタンがおよそ150時間使用でき、ノートパソコンも20回以上充電できる量です。
さらに、消費電力の比較的大きい器具も使用可能で、ミキサーやジューサーは約2時間、IHの調理器具でも1時間半ほど使うことができます。
災害対策としても「PowerArQ」は最適
このため、災害対策としても「PowerArQ」は最適です。
災害によって停電が生じた場合でも、この大容量のバッテリーがあれば安心。電気毛布を一晩にわたって使用することができますし、ミニサーキュレーターも30時間ほど使うことができます。
テレビが6時間ほど連続で使用できるうえに、ノートパソコン、スマートフォンの充電も何十回と行うことができるため、災害時に重要となる情報収集にも役立ちます。
ミニ冷蔵庫を長時間使うことができるという点も災害時には重要です。食料品を確保していても、停電だと冷蔵庫を使うことができないため、傷むのを抑えることができません。
しかし、ミニ冷蔵庫を使うことができれば、食品が腐ってしまうのを防ぐことができます。災害時は精神的にも肉体的にも緊迫した状態となりますから、少しでも日常生活に近い環境のもと、余裕をもって過ごすことも必要となるでしょう。
カーインバーターを使えば走行充電が可能
また、走行充電が可能である点も重要です。
上記のようにカーインバーターを別に購入する必要はあるものの、「PowerArQ」はシガーソケットからの充電もできます。使った分の電力を移動中に補うことが可能となりますから、ただでさえ大容量のバッテリーがさらに使い勝手の良いものとなるでしょう。
そして、充電の速さもこの製品の魅力です。600Whを超す容量でありながら、7~8時間で充電が完了します。
昼間、走行中に充電をし、夜は電気毛布を使ってぬくぬくすることができるのもポータブル電源の良さです。
正弦波に対応していることも大きな強み
ポータブルバッテリーが出力できる電気のタイプには、正弦波と擬似正弦波があります。
このうち、擬似正弦波を使用したタイプのバッテリーだと一部の電子機器は使用できないうえ、ラジオやテレビの音声にもノイズが入りがちです。
一方、正弦波を使用したタイプの場合にはこうした制限がなく、より多くの機器を使用することが可能となります。「PowerArQ」は正弦波に対応しているバッテリーですから、さまざまな電気製品を使用できます。
「PowerArQ」に関するよくある質問
このように、「PowerArQ」には多くの強みがあります。
しかし、その性能や仕様について、疑問点が残るという方も多いでしょう。「PowerArQ」は他の製品よりも高いですから、慎重になりますよね。6万以上出してはずれの商品だったら悲しくて仕方ありません。
そこでここでは、購入を考えている方が抱きがちな疑問点について、一問一答形式で答えていきたいと思います。
「PowerArQ」が使用できる温度の範囲は?
[st-kaiwa-3511]出力する際の適正温度は-10℃~40℃だよ。ただ、充電時は0℃~40℃となっているから気を付けよう。[/st-kaiwa-3511]
生産国は?
[st-kaiwa-3511]中国だよ。ただ、日本語の取扱説明書が付属しているから、問題なく使えるよ。[/st-kaiwa-3511]
AC電源とDC電源を同時に使うことはできるの?
[st-kaiwa-3511]可能だよ。[/st-kaiwa-3511]
充電中に電気製品を使うことはできる?
[st-kaiwa-3511]できるよ。ただ、バッテリーの寿命を縮めることにもなるから、控えた方が無難だね。[/st-kaiwa-3511]
電池の寿命は?交換時期はある?
[st-kaiwa-3511]この製品のリチウムイオン電池は交換することができないんだ。ただ、充電→出力→充電というサイクルを300回繰り返しても、80%の容量は確保できるとメーカーは保証しているよ。[/st-kaiwa-3511]
ドライヤーは使える?
[st-kaiwa-3511]残念だけど家庭用のドライヤーは使えないよ。一般的なドライヤーは1500Wの電力が必要だけど、この製品で使えるAC出力は300Wまでなんだ。どうしても使いたいならば、【車載用のドライヤー「直流ドライヤー カンナちゃん」を選ぶ】か【出力が1,000Wある「Aiper PS1000」を購入して600Wくらいのドライヤーを使う】の二通りの方法があるよ。[/st-kaiwa-3511]
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電気毛布は使用できる?
[st-kaiwa-3511]一晩中でも問題なく使えるよ。[/st-kaiwa-3511]
ソーラーパネルで充電はできるの?
[st-kaiwa-3511]できるよ。ちなみに、PowerArQを販売しているSmartTapはソーラーチャージャーも販売しているんだ。PowerArQのDCポートが対応しているのは、基本的にはこの製品のみだから気を付けよう。ただ、付属しているACアダプターを使えば、AC出力に対応したソーラーチャージャーも使用できるようになるよ。[/st-kaiwa-3511]
PowerArQ使用中の音はうるさいかな?
[st-kaiwa-3511]気にならない程度の音だから大丈夫だよ。[/st-kaiwa-3511]
付属品は?
[st-kaiwa-3511]ACアダプターが付属しているよ。このアダプターは3mの長さがあるから、本体から少し離れた場所でも使用できるんだ。[/st-kaiwa-3511]
ジャンプスターターにも使える?
[st-kaiwa-3511]この製品にはジャンプスターター用の端子は付属していないんだ。だから、ジャンプスターター用の電源として使うことはできないよ。[/st-kaiwa-3511]
「PowerArQ」は、無停電電源装置(UPS)かな?
[st-kaiwa-3511]確かな情報がなかったけど、一般個人向けに販売しており、医療機器ではないのでUPSではない可能性がありますね。Anker PowerHouseなら確実にUPSですよ。[/st-kaiwa-3511]
「PowerArQ」ので使える家電を口コミ・レビューから
以上見てきたように、「PowerArQ」は大容量が特徴のポータブルバッテリーですから、さまざまな機器を長時間にわたって使用することが可能です。
ただ、カタログ上のスペックを見ただけでは、「自分が使いたい製品を動かすことができるのかな?」と不安を感じる方も多いでしょう。目当ての機器を使用できるかどうかは、「PowerArQ」の出力機能を把握することで判別できます。
例えばAC出力の場合、通常時で300W、瞬間最大電力でも500Wの出力となりますから、これを下回る電力の製品なら概ね使用可能です。「スマートタップ パワーアーク」は626Wh(ワットアワー)なので、たとえば100wの家電が6時間くらい使えます。
そこでここからは、「PowerArQ」でどのような製品を、そして何時間使うことができるのかについて、Amazonに寄せられたレビューや質問の中から確認してみたいと思います。
まず、90Wの電気毛布なら一晩中でも使用可能です。「中」の温度設定で5時間使用したところ、容量の30%程度しか消費しなかったという報告があります。これなら、夜間に使い続けたとしても2日間は持つことになりますね。
【洗える電気毛布】冬の車中泊・キャンプに | 消費電力も電気代もお得
300Wのセラミックヒーターも使うことができたようですが、この際、電力をかなり消費し、容量も激しく減少したとのことです。単純な計算だと保って2時間ですね。
また、Bonarca 車載対応 冷蔵冷凍庫 15Lも一晩使用できたと報告されています。この商品はシガーソケットでも通電できるので、約45Wなので10時間以上使えますね。コンセントを使うよりシガーソケットを使った方が効率的です。
【レビュー】ポータブル電源でもシガーソケットでも | Bonarca 冷蔵冷凍庫 15L
JPNの販売する炊飯器、「タケルくん」も使うことができたというレビューがあります。これによると、一回の使用で消費した電力は8%だったとのことですから、災害時でも数日間は使える計算となるでしょう。炊飯器は意外と電力を使わないんですね、ちょっとびっくり。「タケルくん」は110W、炊飯時間は30分くらいなので50whくらい使用しますね。
ポータブル電源の比較表(価格・容量・Whあたりの単価)
アマゾンのレビューなどでも評価が高く、カスタマーサービスも優れていて人気のある400Wh以上のポータブル電源「スマートタップ パワーアーク」「アンカー パワーハウス」「LACITA エナーボックス」「Suaoki G500」を比較しました。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#c4e3cb” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]各ポータブル電源を一言で表すと…[/st-minihukidashi]
[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
- スマートタップ パワーアーク…とにかく大容量
- アンカー パワーハウス…安全性とカスタマーサービスNo.1
- LACITA エナーボックス…1Whあたり単価が安い
- Suaoki G500…最も高い出力の600W(瞬間最大)
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スマートタップ パワーアークを3つの大容量ポータブル電源と比較しました
ポータブルバッテリー選びに迷っている方はよかったら参考にして下さい。
【大容量ポータブル電源4種比較】車中泊に電源が欲しい!2019年おすすめはAnker?
[st-card id=3502 ]
まとめ 安く買うならタイムセールで
ポータブル電源は、あとから容量を付け足すことが出来ない。容量こそ正義みたいなアイテムだと思います。
あとは安全性。「PowerArQ」が使っている内臓リチウムイオン電池(18650) は、安全性の高いBAK製の高品質リチウムイオン電池。BMWやDELL、HPも採用しています。
万が一製品が初期不良だった場合でも、30日間返品可能。うれしいのが日本人によるアフターサポート届いた商品に問題がある場合や、使用方法がわからない等、トラブルがあればLINEで気軽に問い合わせが出来ます。
購入後2年間の長期保証対象商品なのも安心。ポータブル電源の内蔵リチウムイオン蓄電池を新品に交換するサービスもあるのでがんがん使っても大丈夫。
後発ポータブルバッテリーなだけに、他社の弱点を消してきてますね。自分で修理が出来ない、よくわからないものなのでアフターケアがしっかりしたものを選びたいところです。
上の画像はアマゾンでのスマートタップ パワーアークの価格変動表です。最安値は51,800円。楽天でもだいたい対抗して同じ値段になります。セール価格だと費用対容量(1Whあたり単価)が83円になり、大容量ポータブル電源の中でも最安に近くなります。
ポータブル電源選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
以上、【車中泊】とにかく大容量 SmartTap ポータブル電源 PowerArQという話題でした。
この記事で紹介した商品
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