ポータブル電源を選ぶ際にもっとも重視している点は何ですか?
私の場合は「安全性」です。
レビュー
- 車の中で使うことが多い
- 災害時のバックアップとして期待している
- 故障したときカスタマーサービスとやり取りするのが面倒くさい
上記のような理由から安全性が低いポータブル電源を購入したくないと思っています。
ポータブル電源を購入する際の基準として、大容量であることや出力・充電方法の多様さなどを挙げる方が多いと思います。とはいえ、使い物にならないのでは意味がないですからね。
なので基本的にバッテリー類はアンカー(Anker)製品を選んでいます。メールで問い合わせすると12時間以内にとても丁寧な返信がきます。いままでに壊れたことはありませんが、カスタマーサービスの質が高いので故障しても安心。
普段使っているポータブル電源は、「PowerHouse」「PowerHouse 200」。
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安全で高出力のポータブル電源を探していて目についたのが「LACITA エナーボックス」という製品です。
優れた安全性が特徴のバッテリー(三元系リチウムポリマー電池)を採用していることに加え、バッテリーを制御するシステムも複数導入しており、事故が起きるリスクを最低限まで抑えることに成功。
最大出力400W、正弦波、444Whと能力的にもトップクラス。
「LACITA エナーボックス」を競合商品と比較して解説してみます。
「エナーボックス」のデメリット
「エナーボックス」のデメリットを見ていきましょう。上記のように優れた安全性や性能が持ち味の「エナーボックス」ですが、問題点についても実はいくつか報告されています。
「LACITA エナーボックス」に対するユーザーの声を見ていくと、「充電中にACアダプターが高温となる」といった声が少なからず確認できます。
家庭のコンセントから本製品に充電をするために必要となるのがこのACアダプターですが、充電中に高温となるケースがたびたび報告されており、不安を感じている方は少なくありません。
どのメーカーのポータブル電源でも言われていることなので、「LACITA エナーボックス」だけの問題ではありません。
さらに、取扱説明書についても問題があるようです。取扱説明書といえば、使用方法や注意点を知るために欠かせないものですが、「エナーボックス」の説明書については説明文の不十分さや文字の小ささなどが指摘され、「見にくい」との意見が目立っています。
これもどのメーカーのポータブル電源でも言われていることなので、LACITA エナーボックス」だけの問題ではありません。わからないことはカスタマーサービスに聞けば大丈夫ですね。
「LACITA エナーボックス」のメリット
「LACITA エナーボックス」を購入する一番のメリットは、やはり「安心して使用できる」という点にあります。「エナーボックス」は安全性にとことんこだわって作られており、近年増加しているような事故のリスクが低いのが最大の特徴です。
「エナーボックス」が高い安全性を実現していることを示す根拠として、以下の2つの点があります。
- 三元系リチウムポリマー電池を使用していること
- BMSとMCUを同時に採用していること
三元系リチウムポリマー電池を使用している
特筆すべきは、1の「三元系リチウムポリマー電池を使用している」ということ。
現在、販売されているポータブル電源の多くは「リチウムイオン電池」を採用していますが、こちらは発火事故の報告が多数寄せられており、安全性に対して問題点が指摘されています。これに対して「三元系リチウムポリマー電池」は、衝撃への強さや熱に対するコントロール性の高さ、バッテリー寿命の長さといった点に優れており、事故が起きるリスクも低いのが特徴です。
BMSとMCUを同時に採用している
続いて、2の「BMSとMCUを同時に採用している」という点についてですが、こちらも高い安全性を示す重要なポイントのひとつです。
BMSとはバッテリーマネジメントシステムの略、MCUはマイクロコントロールユニットの略ですが、いずれもバッテリーを安全に制御する働きがあります。
ただ、市場で販売されている多くの製品では、BMSかMCUのどちらかひとつしか採用されていません。しかし、「エナーボックス」はBMSとMCUの両方を搭載しているため、従来の製品よりもバッテリー制御性や自然放電率を抑制する働きに優れており、より安心して使用できるのです。
容量と出力
もちろん、容量などの性能についても「エナーボックス」は優れています。
444Whもの大容量のバッテリーを搭載していることから、110Wの車載用炊飯器(直流炊飯器 タケルくんなど)が3回使用できたり、45Wの冷蔵庫を8時間くらい連続して使うことができたりと、さまざまな電気製品を長時間利用することが可能です。
の444Whを使いたい家電のW(ワット数)で割ると使える時間が計算できます。あくまでも目安なので80%くらいで考えて下さいね。
また、出力も注目すべきポイントのひとつです。「エナーボックス」は400Wもの出力を実現していますから、他のポータブル電源では使用できないような高い電力を要する製品も使うことができます。
多彩な出力と入力方法
使い勝手の良さも「エナーボックス」の強みです。
正弦波のAC電源やDC電源、USB電源を出力として利用できるほか、充電についても家庭用コンセントやシガーソケット、ソーラーチャージャーに対応しているため、さまざまなシチュエーションで使用できます。
本体重量も5kgほどとなっており、持ち運ぶ際にも苦労することはないでしょう。
災害時に重要な点
災害時はポータブル電源の容量が大きければ大きいほど良いと思います。
次に重要な点は、「蓄電率」。
満充電してから3ヶ月で5%しか放電しないエナーボックスはとても優秀です。緊急時の備えなのに放電して使えないのでは意味がないですからね。
ポータブル電源の比較表(価格・容量・Whあたりの単価)
相対的に見て、エナーボックスがどのくらい優れているかを確認するために大容量ポータブル電源を比較しました。アマゾンのレビューなどでも評価が高く、カスタマーサービスも優れていて人気のある400Wh以上のポータブル電源「スマートタップ パワーアーク」「アンカー パワーハウス」「Suaoki G500」が比較対象です。
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ポータブルバッテリーおすすめ4種の比較記事を書きました
上記で比較したポータブル電源「スマートタップ パワーアーク」「アンカー パワーハウス」「LACITA エナーボックス」「Suaoki G500」を比較し、記事にもしました。
各ポータブル電源を一言で表すと...
- スマートタップ パワーアーク...とにかく大容量
- アンカー パワーハウス...安全性とカスタマーサービスNo.1
- LACITA エナーボックス...三元系リチウムポリマー電池を使用
- Suaoki G500...最も高い出力の600W(瞬間最大)
ポータブルバッテリー選びに迷っている方はよかったら参考にして下さい。
【大容量ポータブル電源4種比較】車中泊に電源が欲しい!2019年おすすめはAnker?
「エナーボックス」の口コミでの評価
最後に、「エナーボックス」の口コミでの評価について、確認していきましょう。
公式サイトで「Suaokiは発火事件が起きたのでこちらに買い替えました」みたいのが伏せ字にもせずに掲載されていて面白いメーカーですね。
とくにレビューが多いのは楽天です。2019年6月現在、200件以上のレビューがあります。アマゾンは20件くらい。そのかわりQ&Aもあるので情報量は多いですね。
【アマゾン】LACITA エナーボックスのレビューはこちら
これまで見てきたように、安全性の高さをはじめとする多くの強みがある本製品ですが、問題点についてもいくつか指摘されているため、少し不安を感じている方もいるはずです。
では、どのような点が高い評価を得ているのでしょうか。
ユーザーによる口コミの評価を見ると、その多くが「高い安全性」を本製品の持ち味として捉えていることが分かります。上述した通り、三元系リチウムポリマー電池の搭載やBMSとMCUを同時採用している点など、「安心して使用できること」が購入する際の決め手となったという声が多く見られるのです。
さらに日本製であるという点も、この製品が多くの方から選ばれている理由のひとつです。海外メーカーの製品には安い価格で購入できるというメリットがある反面、事故の事例もたびたび報告されています。そのため、日本のメーカーによって製造されている「エナーボックス」を選んだという方も多いようです。
安全性以外の部分に関しても、「エナーボックス」は評価されています。そのひとつは性能についてです。
444Whという大容量のバッテリーのおかげで、多様な用途、場面で使用できることが購入者の報告からも確認できます。
ノートPCやスマホ、デジタルカメラの充電はもちろん、電気毛布や車載用冷蔵庫についても長時間使用できたという声が多く寄せられているほか、400W以下であれば電気ストーブや電動ドリルも使用できたという報告があるなど、スペック通りの性能であることを証明するようなレビューが多数投稿されているのです。
また、出力・充電方法についても満足している方が多いようです。特に出力については、AC電源とDC電源、USBに対応していることに加え、それぞれの出力口が3つずつ用意されており、最大で9台もの機器を同時に使用することもできます。
このため、複数のスマホやノートPCを同時に充電することも可能で、「情報収集の方法が制限されがちな非常時にも役立つ」といった評価が多く確認できます。
充電方法に関しては、ソーラーパネルに対応している点が特に評価されています。電気代を節約できるだけでなく、停電が見込まれる災害時にも充電ができることから、この点を重視している方は多いようです。
一方で、デメリットや問題点が指摘されていることも忘れてはなりません。こうした声は使用するにあたっての注意点を示すものでもありますから、今後の購入を考えている方はしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。
しかし、人によってはデメリットと感じないこともあると思います。電化製品は人によって得意不得意の差が大きいですから。
なかでも多くの方々から不満の声が寄せられているのは、説明書についてです。「文字が小さくて読みづらい」、「簡単な説明しか書かれていない」など、不備を指摘する評価が多く確認できます。製品を安全に使用するうえで重要な役割を果たす取扱説明書ですから、早急な改善が求められます。
初期不良も稀にあるようです。購入した商品の電源が入らず、返品したという事例が報告されています。よって、購入後はきちんと使用できるかどうかをチェックしておくことも必要と言えるでしょう。
徹底した安全性の確保に加え、性能や使いやすさにも優れていることから、キャンプや車中泊といった目的から災害対策としてまで、非常に幅広い層のユーザーから支持されています。
「LACITA エナーボックス」まとめ
高出力のポータブル電源が欲しい、災害時のために持っておきたい、容量が大きく安全なポータブル電源が欲しい、ちゃんとしたカスタマーサービスを受けたい。
こんな方にはおすすめできるポータブル電源です。
初めて買うならば、「これでいい!」といえるポータブル電源。
以上、【車中泊】安全性・高出力・日本人によるCS | エナーボックス LACITAという話題でした。
車中泊や災害・停電対策で大活躍するポータブル電源。メジャーなブランドがない業界なので何を購入したらいいのかわかりにくいです。
爆発や発火などしたら大変ですので、安全性が高い商品を購入できるように調査しレビュー記事を書いています。つねに最新情報にアップデートしているので、購入の際に参考にして下さい♪
ポータブル電源のセール情報はこちらから 【アウトドアセールまとめ】パタゴニア・ノースフェイス・アークテリクス・ポータブル電源など