「Anker Powerhouse 200(213wh)」を車中泊におけるデバイス充電(スマホやipadなど)のために購入しました。
「Anker PowerHouse mini」という名称で情報が出ていましたが、「Anker PowerHouse 200」という販売名になったんですね。
従来の「Anker Powerhouse(434wh)」から容量以外の面では性能がパワーアップしています。まったく別のコンセプトで作られたアイテムなので比較対象ではありません。
車中泊・キャンプに向いていると言われていますが漠然としていますよね。具体的(私の考えですが)には、電気毛布や冷蔵庫、家電を使うのには向いていないです。アクションカメラ(Osmo pocketなど)やドローン、PCやiPadなどのタブレット、スマホの充電に適しています。
メリットとしては、「本体に充電しながらスマホなどを充電できる(パススルー充電)」「USB PDによる高速充電」「わりとコンパクト」「ソーラーパネルで充電できる」「質感が良い」といった点があります。
最大のメリットは、「USB Power Delievry」で充電できること。特にアップル製品を使っている方は、USB Type-Cに対応した給電規格USB PDで充電できるので重宝しそうです。

メリット
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| 容量:[star4] デザイン:[star45] 安全性:[star45] 充電速度:[star5] 価格:[star35] | デメリット
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- Anker PowerHouse 200がAnker PowerHouseに優っている3点
- 「Anker PowerHouse 200」が「suaoki ソーラーチャージャー 60W」で充電できました
- Anker PowerHouse 200で電気毛布が使えます
- Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫が使えます
- Anker PowerHouse 200のQ&A
- Anker PowerHouse 200の概要
- Anker PowerHouse 200とAnker PowerHouseの比較
- Anker PowerHouse 200とPowerArQ miniの比較
- Anker Powerhouse 200の画像レビュー
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Anker PowerHouse 200がAnker PowerHouseに優っている3点
- USB Power Deliveryで高速充電
- パススルー充電対応(本体に充電しながらスマホなどを充電できる)
- 取り回しが楽なコンパクトサイズで少し価格が安い
容量は、従来のアンカーパワーハウスの約半分。
「容量が少ないから性能が劣っている」というわけではないです。ポータブル電源の価格はほぼ容量に比例していきます。1wh(ワットアワー)あたり95円から110円あたりが平均となります。容量が少なくとも充電する方法やスピードが早ければデメリットではなくなります。
Power Delivery対応のカーチャージャーやUSB急速充電器で充電できます。
この二点は他のメーカーのポータブル電源にはない素晴らしいメリットです。
【USB Power Delievryとは?】
USB Power Delievry(USBパワーデリバリ/以下USB PD)はUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5W、さらに、バッテリー用途の充電規格USB BC(Battery Charging) 1.2では、7.5Wまでの電力供給が可能でした。USB PDでは100Wまでの受給電が可能となるので、従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。
ある程度容量は減らしても、充電の簡単さ・早さをメリットにしているアイテム。
なので、アンカーパワーハウスのmini版ですが、設計の発想が違うのでしょうね。
213whあれば、1〜2日は電力が持つと思います。whは家電が使える時間を表します。例えば、「213whのアンカーパワーハウスは、50Wのボナルカ車載冷蔵庫が4時間使えます→213wh÷50W=4H(時間)」。
実際には、MacBookを3回以上、スマートフォンを約1週間分充電できます。
使わない間に、カーチャージャーからの走行充電やソーラーパネルでの充電などで補充していけば、永続可能なシステムになりますね。
こんな感じで車で走行充電できます。
【車のシガーソケット←「カーチャージャー」←「USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」←PowerHouse200】
PowerHouse200と以下の二つを買うと車から降ろさなくても電力が確保できます。

さらに、Power Delivery対応のカーチャージャーまたはUSB急速充電器 (USB-C PDポート) およびACコンセント (DC入力ポート) でPowerHouse 200を充電しながら、別の接続機器へも同時に充電をする「パススルー充電」が可能。
この点は、従来のアンカーパワーハウスにはできなかったことです。
容量はアンカーパワーハウスより少ないですが、機能的な面では大幅にパワーアップしています。
「Anker PowerHouse 200」が「suaoki ソーラーチャージャー 60W」で充電できました
Anker PowerHouse 200の充電方法は3つ。
- コンセントからの充電
- USB PDによる充電
- ソーラーパネルによる充電
「ソーラーパネルによる充電」について
ポータブル電源やスマホの充電に使っているソーラーパネルは、「suaoki ソーラーチャージャー 60W」です。
いちおう、Anker公式サイトでは、Ankerの純正ソーラーパネル「Anker PowerPort Solar 60」でソーラーパネル充電できるよ、と書かれています。
suaokiのソーラーパネルでも付属品のケーブルで充電できます。





USB PDによる充電
車のシガーソケットに「Power Delivery対応のカーチャージャー」を差し込むと、USB PDで「Anker Powerhouse 200」に走行充電できます。
充電スピードは、だいたいですがコンセントからの充電と同じくらいでした。


走行充電するのに必要なグッズは「USB-C & USB-C ケーブル」「Power Delivery&PowerIQ 2.0対応カーチャージャー」の二つです。
カーチャージャーとポータブル電源を繋ぐケーブルは長めを買うと、ポータブル電源を助手席に置かなくてすみます。
「USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」を購入したのですが、「USB-C & USB-C 3.1(Gen2) ケーブル」のほうが速度が早いみたいです。充電速度も早くなるのかな?いま、Ankerに質問中です。
Anker PowerHouse 200で電気毛布が使えます

Anker PowerHouse 200は正弦波なので、だいたいの電化製品が使えます。
当然、電気毛布も使えます。ポータブル電源には、出力波形が「正弦波のもの」と「矩形波のもの」があります。
「矩形波(くけいは)」か「正弦波(せいげんは)」のどちらの出力波形を選択するか?
どんな電化製品が使いたいかによって選ぶ商品が変わります。

上の波形になっているものが正弦波、下のでこぼこになっているものが矩形波。
正弦波は出力が安定しているので、モーターを使うような精密な電気製品(電子レンジ・冷蔵庫・医療機器・炊飯器など)を使用する際に選びます。
矩形波は、パソコンやスマホ、タブレット、モバイルバッテリーの充電などに適しています。
基本的に正弦波のポータブル電源を選んでおけばOKです。
実験として「Sugiyama 電気ひざ掛け毛布」を使ってみました。
この商品の表面温度は、強:約52℃/中:約36℃/弱:約20℃、といった感じです。
今回は、設定温度「中:約36℃」でバッテリーの持ち時間を計測しました。
結果としては、4時間くらいもちます。
Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫が使えます

アマゾンや楽天で評価の高い「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15リッター」を使っています。電源はシガーソケットとAC(コンセント)でとるタイプ。

シガーソケットで電力を供給。

AC(コンセント)で電力を供給。
効率的にはシガーソケットのほうが良いそうです。「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫15L」の消費電力は40W。Anker PowerHouse200の容量は213wh。実際に使えるのは80%くらいと言われているので、170whが実容量と考えて計算します。
170wh(ワット時)÷40W(ワット)=4h(時間)
やはり容量的に家電を動かす用途には向いてませんね。スマホやPCなどのガジェットを急速充電することに特化した方がメリットが生きると思います。
Anker PowerHouse 200のQ&A
2019年3月15日に発売ということで日本ではレビューも口コミもQ&Aも出てきていません。
海外では2019年2月に発売されているので、少し情報が出てきています。回答しているのはアンカー公式です。Q&Aを見つけ次第、追記していくコーナーとなります。
- 質問:互換性のあるソーラーパネルは何ですか?
回答:Powerhouse 200のDC入力電圧と電流は5〜22V = 2.45Aで、DCポートのサイズは5.5mmです。上記の要件を満たすソーラーパネルがPowerhouse 200にソーラーパネル充電できる。 - 質問:AC電源の出力は純粋な正弦波ですか、それとも修正された正弦波ですか?
回答:AC電源出力は純粋な正弦波です。 - 質問:USBポートは急速充電ですか?
回答:Powerhouse 200には2つの通常のUSB Aポートと1つのPDポートがあります。 通常、PDポートを介してPDデバイスまたはUSB-Cデバイスをより早く充電できます。 USB Aポートは接続された機器に通常の充電速度を提供するだけです。 - 質問:Powerhouse 200はUPSとして使用できますか?
回答:Powerhouse 200はUPSとして使用できませんでした。
最後の「Powerhouse 200はUPSとして使用できますか?」はアンカーダイレクトに質問をしてみます。
日本のアンカー公式サイトには掲載されていませんが、アメリカのアンカー公式サイトには「Home Medical Support」の項目があるのでUPSとして使えないというのはおかしいな、と思っています。
Anker PowerHouse 200の概要

| 製品寸法 | 約190×138×118mm |
| 製品重量 | 約2.7kg |
| 容量 | 213Wh / 57600mAh |
| 入力方法 | ACアダプター (DC入力)、USB-C (PowerDelivery) |
| 出力方法 | DC (カーチャージャー)、AC、USB-A、USB-C (PD対応) |

Anker PowerHouse 200の取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)
Anker PowerHouse 200とAnker PowerHouseの比較
| Anker PowerHouse 200 | Anker PowerHouse | |
| 製品寸法 | 約190×138×118mm | 約200 x 145 x 165mm |
| 製品重量 | 約2.7kg | 約4.2kg |
| 容量 | 213Wh | 434Wh |
| 入力方法 | ACアダプター (DC入力)、USB-C (PowerDelivery) | DC 16.8V / 7.5A |
| 出力方法 | DC (カーチャージャー)、AC、USB-A、USB-C (PD対応) | DC出力:12V / 10A、AC出力:110V / 1.09A、USB出力:5V / 6A(各ポート最大2.4A) |
| 価格 | 39,800円 | 49,800円 |
Anker PowerHouse 200とPowerArQ miniの比較
| Anker PowerHouse 200 | powerArQ mini | |
| 製品寸法 | 約190×138×118mm | 約230 x 193 x 195mm |
| 製品重量 | 約2.7kg | 約3.5kg |
| 容量 | 213Wh | 311Wh |
| 入力方法 | ACアダプター (DC入力)、USB-C (PowerDelivery) | DCアダプター (DC入力) |
| 出力方法 | DC (カーチャージャー)、AC、USB-A、USB-C (PD対応) | AC、DC/シガー、USB |
| 価格 | 39,800円 | 32,400円 |
Anker Powerhouse 200の画像レビュー














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