長期の車中泊旅行用に車載用冷凍冷蔵庫を購入しました。
有名なエンゲルの車載用冷凍冷蔵庫からリサーチを始めてみると、「意外と安いメーカーもあるなー」と。
そして、値段と性能のバランスのよい「BONARCA(ボナルカ)」というメーカーが目につきました。
アマゾン・楽天のレビューを合わせると500件以上もの口コミがあり、おもいのほか高評価。
工業製品なので、当然デメリットはあるのですが、そこが許容できればコストパフォーマンスに優れたおすすめの車載用冷凍冷蔵庫です!
わたしが重視した要件は、「車載冷蔵庫へシガーソケットやポータブル電源で給電できるもの」「コンパクトカーなのでオーター音が静かなもの」「通電してなくてもクーラーボックス的に使えるもの」の3つ。
結果的には、車中泊旅行中はもちろんのこと、部屋の中でもアイスコーヒーやコーラを保存するのに使っています。
1万円台で買えるのに、一年中インドア・アウトドア関わらず大活躍。
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大容量ポータブル電源 Anker PowerHouseで8時間使えます
ポータブル電源は、「Anker PowerHouse(→レビュー)」と「Anker PowerHouse200(→レビュー)」を使っています。車載冷蔵庫への電力供給はシガーソケットかAC(コンセント)で行います。
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効率的にはシガーソケットのほうが良いそうです。
では、パワーハウスでどのくらいの時間使えるか計算してみましょう。
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫15L」の消費電力は40W。
Anker PowerHouseの容量は434Wh。実際に使えるのは80%くらいと言われているので、350Whが実容量と考えて計算します。
350Wh(ワット時)÷40W(ワット)=8.7h(時間)
控えめに考えて8時間以上使えます。
車が動いている時はシガーソケットから電力をとればいいので、ポータブル電源で電力供給するのは夜など車停車時のみ。
そう考えると400Whのポータブル電源でも実用的ですね。
車載用冷蔵庫の役割
キャンプやバーベキュー、車中泊など、長時間の外出をする際に問題となりがちなのが、食品の管理です。特に夏場は、暑さのために食べ物が痛みやすいため、食材を冷やしておくことが必要。
従来では、こうした状況ではクーラーボックスが使われてきました。しかし、年々性能は上がっているとはいえ、クーラーボックスでは保冷できる時間に限りがありますよね。短時間の使用ならともかく、常に氷を追加しないと温度を維持できません。
このため、購入する方が増えてきているのが車載用冷蔵庫です。車のシガーソケットに接続するだけで使用できるこれらの冷蔵庫であれば、外出先でも食べ物や飲み物を長時間冷やしておくことができます。
とはいえ、現在では車載用冷蔵庫として数多くの製品が販売されており、どれを購入すべきか悩んでしまいます。
そこで気になったのが、「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」です。この製品は、大容量・高性能でありながら比較的安価で販売されており、高い人気を誇っています。実際、アマゾンでも結構売れているみたいで、車用電化製品のカテゴリーのなかで1位を記録するなど、ベストセラーとなっています。
ただ、いくら高性能を謳っていても、実際の性能に疑問を持つ方も多いと思います。特に安価な製品の場合、買い物に失敗するのが怖いですよね。
そこで、この製品のメリット・デメリット、そしてよくある質問や体験談などについて調べてみました。
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」のデメリット
まずは、デメリットを見ていきます。批判的な意見が目立つのは、この製品の冷却性能についてです。
冷却性能が低い、食品が凍らないといった意見がありました。
実際に購入してみると、冷却性能は十分。
冷蔵庫として使う時は5℃くらいに設定しています。
あんまり設定温度を低くすると飲み物が凍ってしまいます。
ですので、個体差があるのかもしれません。
もしも購入して、冷え方が悪い時は交換してもらうのも一つのデメリット回避方法だと思います。
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」の特長として-20~20℃という幅広い温度設定が可能であることが挙げられますが、この点について疑問を抱く購入者も多いようです。
というのも、-20℃に設定しているにもかかわらず、飲み物などが凍らないといった声も少なくないからです。
この点に関連して、表示されている温度と実際の冷蔵庫内の温度が異なっているという意見もあります。
-20℃とパネルに表示されている一方で、入れてある飲み物や食品が凍らないという状況を考えれば、そのように結論付けるのも自然なことですね。
ただし、この製品の冷却性能については評価が分かれています。上記のようなケースもあれば、しっかりと飲み物が凍ったと報告する購入者もいます。
凍らせることができたという報告に見られる共通点は、「飲み物を底面あるいは側面に接して置いていた」ということです。
このことから、底面や側面に冷却する装置が内蔵されているという構造であることが考えられます。
つまり、冷却機能の内臓された部分はしっかりと冷えるものの、その構造上、冷気が全体まで行き渡らず、中央部分に近いほど温度が高くなっているのです。
凍らせておきたい食品がある場合は、出発前にあらかじめ凍らせておく。
そして底面・側面に接した状態で入れておくといった工夫をしておくことでデメリットを打ち消すことができます。
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」のメリット
続いてメリットについてです。
この製品には、「冷却性能が低い」といった意見が寄せられている一方で、性能面や価格面など魅力もあり、購入した多くの方から高い評価も与えられています。
特に高評価だった4点「ものがよく入る」「相対的に安い」「よく冷える」「給電方法が豊富」にまとめてメリットを考えてみました。
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- 大容量
- 相対的に安い
- よく冷える
- 給電方法が豊富
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メリット① 大容量
「Bonarca 車載用冷蔵冷凍庫」を選ぶメリットのひとつは、大容量であること。
15Lの容量の場合、350mlの缶をおよそ20本、500mlのペットボトルなら12本程度入れることができます。
「Bonarca 車載用冷蔵冷凍庫」には15リッター以外にも、30リッター・40リッター・50リッターがあります。
詳しいサイズ展開は、当ページの「ボナルカ車載用冷蔵冷凍庫のサイズ別比較表」の項目でご確認ください。
メリット② 相対的に安い
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫」は2万円程度で販売されています。エンゲルスなどに較べると安くあがりますね。
アマゾンと楽天で購入できますが、基本的に楽天のほうが安いです。タイムセールなどだとアマゾンが安くなります。
楽天はBONARCAの公式サイトっぽい感じです。
メリット③ よく冷える
そして、設定できる温度も優れています。冷媒ガス圧縮方式を採用することにより、-20~20℃まで設定することが可能です。これにより、夏場でも食品をしっかりと冷やすことが可能となり、長時間の保存が可能となるほか、冬場では高めの温度設定を行い、食品が凍結しない程度に冷やすという使い方も可能。
デメリットの部分に記載した通り、-20℃に設定した場合でも飲み物や食品を冷凍させることができないというケースもあるようですが、この製品の構造を理解し、工夫して使うことでこの点は克服することも可能です。
また、冷やしすぎると消費電力も高くなります。このことから、車のバッテリーが上がってしまうのではと不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」ならその点も心配無用です。低電圧保護基盤を採用しているため、電圧の低下が見られた場合は自動で電源がOFFとなり、バッテリー上がりを防いでくれます。
メリット④ 給電方法が豊富
シガーソケット、AC(コンセント)で給電できます。コンセントで家庭用の冷蔵庫としても使うことができます。ポータブル電源ならシガーソケットもAC(コンセント)も使えますね。効率的にはシガーソケットで利用するのがいいです。
電源のない状態でも活躍してくれます。あらかじめ冷やしておけばクーラーボックスとしても使用でき、短時間なら電源がなくとも食品を保管可能。蓋の部分には断熱材があまり入ってないようなので工夫が必要です。穴をあけてウレタンでも注入ですかね。
「Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L」に関するQ&A
メリット・デメリットとしては以上ですが、注意点や知っておくべきことは他にもあります。
そこで、ここからはよくある質問とその回答を確認していきましょう。
消費電力はどれくらい?
Bonarca 車載用冷蔵冷凍庫はサイズに関わらず消費電力が45Wです。
Anker PowerHouseを例にしてどのくらいの時間使えるか考えてみます。
Anker PowerHouseの容量は434Wh(Whは、◯Wのものが◯時間使えるよ、という目安です)。
実際に使えるのは80%くらいと言われているので、350Whが実容量と考えて計算します。
350Wh(ワット時)÷45W(ワット)=7.7h(時間)
控えめに考えて8時間くらい使えます。
使用時間に応じたおすすめポータブル電源が知りたい
ポータブル電源の容量80%を使用できると考えて計算をしています。
4時間使うには216Wh以上必要
216Wh以上の容量で正弦波のものを選びます。
モバイルバッテリーで大手であるRAVPowerと日本の家電メーカーJVCケンウッドを選びました。
6時間使うには324Wh以上必要
324Wh以上のものを選びます。
suaokiの2019年に発売されたモデルを選びました。
容量や拡張性を考えるととても安価だと思います。
8時間使うには432Wh以上必要
だいたい500Whクラスを選びます。
どのブランドも主戦場のクラスなので比較対象がたくさんあります。
Ankerは自分で使っていますのでおすすめできます。
キャリライクは車部品メーカーが展開しているのでカスタマーサービスの質が良いです。
モデル自体はHypowellと同じ。
パワーアーク2もコンパクトなボディに多彩な機能で、買って間違いないポータブル電源です。
→ 「PowerArQ2」の特徴をブログレビュー 同価格帯のポータブル電源との比較も
12時間使うには648Wh以上必要
600Wh以上になると選択肢は限られてきます。
自信を持っておすすめできるメーカーはスマートタップとJackeryです。
24時間使うには1296Wh以上必要
ここまでいくとEFDELTA(エコフロー)しかなくなります。
→ 【車中泊】ドライヤーも余裕で使えるポータブル電源 EFDELTA(イーエフデルタ)
2020年8月にクラウドファンディング中のMonster X(ALLPOWERS)も容量が1,700Whなので24時間以上使えます。
重さは?
15リッターモデルは8.5kgです。
女性や高齢の方など、力に自信のないひとでも持ち運べる。
また、サイズも比較的コンパクトだから、置き場所にも苦労しないで済みます。
30リッターモデルは11.6kg、40リッターモデルは12.6kg、50リッターモデルは14kgとなります。
この3つのモデルは、引いて持ち運べるようにキャリーハンドルがついています。
同梱しているコードの種類は?またその長さは?
この製品には、ACアダプターとDC電源コードが付属しています。
長さについては、ACアダプターが1.9m(コンセント用)、DC電源コードが3.4m(シガーソケット用)。
この長さなら、車のシガーソケットとDC電源コードを接続しつつ、本体はトランクに置いておくといった使い方も可能。
バッテリーは内蔵されてる?
バッテリーは内蔵されていません。
この冷蔵庫を使うためには、外部の電源が必要となります。
ポータブル電源を使用すれば、車中泊や野外での活動など、コンセントがない状況でも使うことができます。
保証期間は?
1年間です。
期間内に故障や不具合が生じたときはすぐにサポートセンターに連絡しましょう。
部品の送付や本体の交換をしてくれるそうです。
軽自動車でも使える?
DC12V・24V共に対応しているので軽自動車でも使用できます。
Bonarca車載用冷凍冷蔵庫のサイズ展開は?
「Bonarca 車載用冷蔵冷凍庫」のサイズには、15リッター・30リッター・40リッター・50リッターの4種あります。
ボナルカ車載用冷蔵冷凍庫のサイズ別比較表を作ってみました(2020/8/10現在)。
価格(円) | 500mlのペットボトルが入る本数 | 重量 | 消費電力 | 口コミを確認 | |
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15L | 16,800 | 15本 | 8.5kg | 45W | Amazon 楽天 |
30L | 24,980 | 26本 | 11.6kg | 45W | Amazon 楽天 |
40L | 28,980 | 38本 | 12.6kg | 45W | Amazon 楽天 |
50L | 33,800 | 48本 | 14kg | 45W | Amazon 楽天 |
まとめ
クーラーボックスにしようか冷蔵冷凍庫にしようか迷い、冷蔵冷凍庫に。その中でもボナルカのものがトータルバランスが良いアイテムに感じました。使用電力が40Wなのでアンカーパワーハウスでも使える。
以上、【車中泊】ポータブル電源でもシガーソケットでも | Bonarca 冷蔵冷凍庫 15Lという話題でした。