お手軽にドリップバッグのコーヒーもいいですが、旅行先で美味しいコーヒー豆を手に入れた時はその場で挽いて飲みたい。
車中泊や旅、登山、キャンプに使っているコーヒーミルをご紹介します。
コーヒーミルは家庭用・アウトドア用、さまざまなブランドから販売されています。ある程度、使用状況を限定しないと比較して選ぶことができません。
ここでは以下の条件でコーヒーミルを比較しました。
こんな方におすすめ
- 壊れない・作りがしっかりしている・代替パーツが手に入る
- 日帰り登山でも持っていけるコンパクトさ、軽さ
- 1回で2人分のコーヒー豆が挽けること
- 掃除が楽なこと・水洗いできる・分解できる
比較検討した結果、「キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS UW-3501」を購入しました。
よくおすすめされている「ポーレックス」に較べて実売価格が約半額。作りはさすがの日本製で所有欲が満たされます。そして分解できるので、常にきれいな状態を保てる。
一番の決め手は燕三条製であることです。買い物で地場産業や日本のアウトドアメーカーを応援したいと思っています。
アウトドア・車中泊・登山・旅行に適したコーヒーミルの比較
「キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミル」を選ぶにあたり比較したコーヒーミルは5つ。
- ポーレックス コーヒーミル セラミック ミニ
- カリタ コーヒーミル 手挽き セラミックスリム #42120
- HARIO (ハリオ) コーヒーミル・スマートG ブラックスケルトン MSG-2-TB
- スノーピーク(snow peak) フィールドバリスタ ミル CS-116
- Sonkh 手挽きコーヒーミル
ブランド | 重さ | アマゾン価格(2019/3) | 画像 | 製造国 |
---|---|---|---|---|
キャプテンスタッグ | 219g | 3,323円 | 日本 | |
ポーレックス | 250g | 6,264円 | 日本 | |
カリタ | 391g | 5,002円 | 台湾 | |
ハリオ | 240g | 2,839円 | 中国 | |
スノーピーク | 225g | 8,618円 | 日本 | |
Sonkh | 400g | 3,106円 | 中国 |
値段で考えると「HARIO コーヒーミル・スマートG」が最も気軽に買える値段です。見た目もブラックスケルトンでおしゃれな感じ。素材がアクリル樹脂なのでアウトドア用途に向いていないと思いました。家庭用なら一番候補かな。
カリタ、ポーレックス、スノーピークは5,000円を越えてくるのでちょっと高いかな。性能や評判を加味するとポーレックスがこの3つの中では割安だと思います。
スノーピークもキャプテンスタッグと同じように燕三条製。ブランドが好きだったり、燕三条製を手に入れたい方には選択肢になります。
燕三条にアウトドアメーカーが多い理由【スノーピーク・ユニフレーム・キャプテンスタッグ・村の鍛冶屋・ベルモント】
キャプテンスタッグのコーヒーミルが価格と性能、評判、地域性を総合してもっともバランスが良い商品だと判断しました。
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルのスペック情報
製品サイズ | (約)本体/Φ46×高さ135mm、ハンドル/28×113×高さ35mm |
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材質 | フタ・容器/18-8ステンレス 本体/18-8ステンレス・ポリプロピレン(耐熱温度100度)ポリアセタール(耐熱温度100度)・ステンレス・鉄(ユニクロめっき) ハンドル/ステンレス(耐熱温度100度)・ポリプロピレン(耐熱温度100度) 刃部/セラミック磁器 |
生産国 | 日本 |
重量 | 219g |
豆容量 | 17g(本体に入る焙煎豆の量) |
価格 | 定価5,540円 実売価格3,323円(2019/3/31現在) |
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルのデメリットとメリット
商品を購入するにあたってアマゾンのレビューを参考にしました。
コーヒーやコーヒーミルにとても詳しい方が書き込んでくれています。
とくに「かるぱぱ」さんのコメントが購入の決め手でした。一部引用します。
良く見るとわかるのですが、組み合わせた状態でボトム(挽かれた粉が落ちるところ)と本体(セラミックの部品が収まっているところ)、蓋がツライチになるんです。他の類似品はそこに段差があって、恐らく絞り加工で広げて合わせ込んでいます。でもこの商品は逆に本体側を加工して更にボトムと蓋側も二次加工を入れてひと手間かけています。
「キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミル」レビュー
レビューの中でみなさんが気にしているデメリットとメリットを書き出してみます。
デメリット
デメリットは主に4点。個人差があるデメリットだと感じました。
製品の構造上の欠陥はないのが確認できます。「パーツごとの組み合わせがきつい」というのは、作りがとても精巧であるというメリットの裏返しですよね。
- 本体と豆の受け皿の締めがきつい、固い
- 豆を挽くのに時間がかかる
- ポーレックスに較べるとセラミックの刃の出来が荒い
- 豆を挽くのに力が必要
メリット
- Made in Japanらしく作りが良い
- ポーレックスより安い
- 均一な挽き加減
- 構造がシンプルなので、分解して洗うにも便利
- セラミックの刃が頑丈(一年以上破損なしで使えている方がいる)
- ミルにつきものの静電気によるトラブルがほぼ皆無
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルの写真レビュー
おおまかに分解すると4つのパーツにわかれます。触ることができない部分がないのでメンテナンスが楽ちんです。
底の部分のパーツ。ここに挽いたコーヒー豆がたまります。
コーヒー豆を投入するところ。少しせまいので豆が入れにくいです。
黒い三角形のものを回すことにより、挽いた豆の細かさを調節できます。洗うたびに取り外すので、再度ちょうどいいところにセットするのが少し面倒ですね。
コーヒーミルの収納
トランギアのメスティン(下の画像②)をコーヒー道具入れに使っています。コーヒーを淹れるミュニーク(下の画像①)やペーパーフィルター、コーヒー豆を収納できます。
組み立て方にちょっと悩む MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 01S
メスティンはあえてハンドルなし(TR-212)のものを選択。収納に使うと割り切ればハンドルは必要ないので。
ハンドルなしメスティンで料理をしたい時はリフターを使えば大丈夫です。
アウトドア用コーヒーミルの選び方まとめ
コーヒーを淹れるのは5分もあれば充分なので、山でも車の中でも公園でも淹れたてを楽しみたい。手軽なインスタントコーヒーもいいけど、やっぱり挽きたてが一番。
「キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS」は、持ち運びに大事な要素(頑丈・ちゃんと挽ける・清潔に保てる)を満たしたアイテムです。
さらに、アウトドアグッズを通して地場産業を盛り上げている燕三条製。日本の工場のレベルの高さを実感できるコーヒーミルです。
以上、燕三条製の精巧な作り | キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルSという話題でした。