アークテリクスの定番ダウンジャケットといえば、「アトム LT フーディ」。秋口(11月下旬くらい)ならば、アトム LT フーディで十分ですが、冬になってくると防寒性が物足りなくなってきます。この記事では、真冬もOK!アトム LTより格段に暖かい「アトム AR フーディ」をご紹介します。
Arc’teryx(アークテリクス)のAtom AR Hoody(アトム エーアール フーディー)は、コアロフトを使用した化繊ダウンです。
アークテリクスには、名前が似たモデルに、「アトム SL フーディ」、「アトム LT フーディ」があります。この2モデルとの比較、用途が似た「パタゴニア ナノエア・フーディ」との比較を中心にレビューしていきます。
アウターとしてのベストシーズンは12月〜3月。真冬の寒い気温でも、ベースレイヤーとフリースなどを組み合わせれば快適に過ごせます。
Arc’teryx Atom AR Hoody(モデル番号 14648)
Atom AR Hoodyは、アークテリクス公式サイトや店舗、ショッピングモールのアークテリクス取扱店で購入できます。私は、「軽井沢アウトレット サロモン アークテリクス」で購入しました。定価は38,500円。
【アウトレット】アウトドアブランドが豊富 軽井沢・プリンスショッピングプラザ
主な特徴は、「耐湿性の表綿素材」「透湿性が高い」「耐久性・防風性が高い」「ヘルメットに対応したダウン入りフード」。
寒冷時のアウターとして作られています。幅広いコンディションに適応する丈夫な高機能デザイン。アトムシリーズの中で万能(all-round)なモデルです。
アトムシリーズで何を買えばいいか、迷っている方は「【レビューまとめ】アークテリクス アトム(AR,LT,SL) 用途別おすすめ」という記事がおすすめです。
税込価格 | メンズ:38,500円 レディース:35,200円 |
---|---|
サイズ展開 | メンズ:XS,S, M, L, XL レディース:XS, S, M, L, XL |
重量 | メンズ470g レディース:415g |
生地 | 表地:Tyono 30デニールナイロン(DWR加工) Coreloft™ 120 (120 g/m²) インシュレーション oreloft™ 80 g/m² インシュレーション Coreloft™ 60 g/m² インシュレーション |
モデル番号 | メンズ:14648 レディース:14664 |
アトム AR フーディ ウィメンズ(アークテリクス公式サイト)
アトムARフーディのサイズ感
海外のサイトからアトム LT フーディのサイズ感を集めました。参考にしたのは、「REI」や「Backcountry.com」。
メンズ アトムARフーディのサイズ感
- 170cm/74kgでSサイズ
- 177cm/63kgでSサイズ
- 175cm/70kgでSサイズ
- 180cm/63kgでSサイズ
- 180cm/77kgでMサイズ
- 177cm/68kgでMサイズ
- 172cm/74kgでMサイズ
- 180cm/76kgでMサイズ
- 170cm/68kgでMサイズ
- 182cm/81kgでLサイズ
- 187cm/77kgでLサイズ
- 160cm/47kgでXSサイズ
- 154cm/63kgでSサイズ
- 162cm/58kgでSサイズ
- 173cm/54kgでSサイズ
- 172cm/65kgでMサイズ
- 165cm/56kgでMサイズ
ウィメンズ アトムARフーディのサイズ感
アトム LT フーディの特徴をレビューや評価から捉えてみる
海外のサイトからレビューを集めました。参考にしたのは、「REI」や「Backcountry」。
主なデメリットは、「少し価格が高い」「ジッパーが使いづらい」の二点です。
主なメリットは、「洗濯や管理が楽ちん」「とにかく丈夫で暖かい」など使い勝手がよく、出番が多いことです。使い倒すのにいいアイテムということ。
- 表地のDWR加工(防水加工)は、小雨・雪の日に効果を発揮します
- 街着でもバックカントリーでも使える汎用性の高さ
- 重量を考えると驚異的な暖かさ
- 肩の縫い目はあらゆる方向への動きを可能にし、スキーや登山に最適。フードは、周辺の視界を確保しながら、スキー用ヘルメットと登山用ヘルメットの両方にうまくフィットします。内側の素材はコットンパーカーよりも快適!
- もう少しハンドポケットが深かったら良かった
ここでは代表的なものをいくつかピックアップしました。たくさん読みたい方は、「アトムARフーディのレビュー・口コミ・評価」をご覧下さい。
アトムARフーディに関するQ&A よくある疑問や質問に答えました
アトムARフーディを購入する際に気になる点を調べてみました。2019年11月現在、7点あります。少しずつ増やしていきます!
クエスチョン
- アトムARフーディの裏地の生地はアトムLTフーディの内側よりも硬いと感じます。表地と同じ30デニールの生地を使用していますか?
- 「アトムARフーディ」のアウターとして適しているジャケットは何ですか?
- 街着として着るならば「アトムARフーディ」と「ソリウムARフーディ」はどちらが暖かいですか?
- 腕の部分にコアロフトがどのようにマッピング(配置)されているか教えて下さい。
- 「アトムARフーディ」と「セリウムLTフーディ」の暖かさとフィット感を比較してもらえますか?
- 「アトムARフーディ」、「プロトンLTフーディ」、「Nuclei AR フーディ」「Nuclei FL フーディ」の中で最も暖かいのはどれですか?
- アトムARフーディ」と「フィションSVジャケット」ではどちらが暖かいですか?
質問:アトムARフーディの裏地の生地はアトムLTフーディの内側よりも硬いと感じます。表地と同じ30デニールの生地を使用していますか?
回答:アトムARフーディとアトムLTフーディの両方のライナーに100%ナイロン素材を使用しています。しかし、それらは異なるデニールです。「アトム LT フーディ」は15Dライナーを使用しますが、「アトム AR フーディ」は20Dライナーを使用します。
質問:「アトムARフーディ」のアウターとして適しているジャケットは何ですか?
回答:「Zeta AR ジャケット」または「ゼータSLジャケット」です。
質問:街着として着るならば「アトムARフーディ」と「ソリウムARフーディ」はどちらが暖かいですか?
回答:「ソリウムARフーディ」のほうが暖かいです。
質問:腕の部分にコアロフトがどのようにマッピング(配置)されているか教えて下さい。
回答:「アトム AR フーディ」の場合、腕のコアロフトのマッピングは次のとおりです。腕の上部:Coreloft™120(120g/㎡)腕の裾:Coreloft™80(80g/㎡)
質問:「アトムARフーディ」と「セリウムLTフーディ」の暖かさとフィット感を比較してもらえますか?
回答:「アトム AR フーディ」と「セリウムLTフーディ」は暖かさの点で同等に近いです。「アトム AR フーディ」はアウターとして優れています。例えば、風をよりよく防ぎ、濡れても暖かい。「アトム AR フーディ」はレギュラーフィット。「セリウム LT フーディ」はトリムフィットです。
質問:「アトムARフーディ」、「プロトンLTフーディ」、「Nuclei AR フーディ」「Nuclei FL フーディ」の中で最も暖かいのはどれですか?
回答:「Nuclei AR フーディ(廃盤)」が一番暖かい。「アトム AR フーディ」「Nuclei FL フーディ(廃盤)」「プロトンLTフーディ」という順番。
質問:アトムARフーディ」と「フィションSVジャケット」ではどちらが暖かいですか?
回答:気候などの変数がなければ「フィション SV ジャケット」。
「アトムLTフーディ」と「アトムARフーディ」の比較
アトムシリーズの違い
- アトムARフーディ・・・本当の冬場に活躍。都内ならばダウンのかわりに十分なります。インナーを工夫すれば真冬もOK。雨や雪に強い、濡れても保温力は落ちにくい。
- アトムLTフーディ(レビュー)・・・真冬のアウターとしては寒いです。秋口はアウター、冬場はインナーに使うと快適。アトムシリーズでは一番活躍期間が長いと思います。
- アトムSLフーディ(レビュー)・・・保温性はあまり期待できない。スコーミッシュなどのウィンドシェルに少し化繊ダウンが入っている。春先や秋にぴったり。活動量が多い方にはおすすめ。冬場のランニングにはぴったり。
アイテム名 | 重量(Mサイズ) | 特長 | 中綿量 | 値段 |
---|---|---|---|---|
アトムAR | 470g | 寒さなどのいろいろな要素から身を守る | 120g/m2 | 38,500円(メンズ) 35,200円(ウィメンズ) |
アトムLT | 360g | アクティブなミッドレイヤーとして適する | 60g/m2 | 35,200円(メンズ) 30,800円(ウィメンズ) |
アトムSL | 260g | 超軽量で汎用性が高い | 40g/m2 | 27,500円(メンズ) 25,300円(ウィメンズ) |
※スマホの方は表が右に動きます
アトムARフーディが秀でている2つのポイント
- ロッククライミングにも使用できる耐久性
- 中綿の量が多いため冬期使用に適する
「アトム AR フーディ」はボディにCoreloft™ 120g、アンダーアーム80g、フード60gと場所によって中綿の厚さが変えてあります。
「アトム LT フーディ」はすべてCoreloft™ 60g。ストレッチサイドパネルが採用されているので中綿の入っている面積が狭いですね。
この中綿の量の違いが暖かさの違いになっています。暖かさに関して、outdoorgearlabという海外サイトでアトムシリーズが採点されていましたのでご紹介します。評価は10点満点です。
「アトム AR フーディ」が最高得点で9点。「アトム LT フーディ」が7点となっています。中綿の量と表地の防風性の差ですね。
表面の生地もDWR加工のTyono™ 30 デニール シェル(アトムARフーディ)とDWR加工のTyono™ 20 デニール シェル(アトムLTフーディ)で厚みが異なります。アトムARフーディの方が厚みがあります。
詳しくは、「【レビューまとめ】アークテリクス アトム(AR,LT,SL) 用途別おすすめ」という記事に書きましたので、よかったら参考にして下さい。
アトムLTフーディよりアトムARフーディを選んだ方が良い人
アークテリクスのカナダのサイトに、「ATOM LT HOODYとATOM AR HOODYのどちらを選んだ方がいいか?」という相談がいくつかありました。
Atom Lt or Atom AR
I live in the middle of the Appalachian Mountains, literally less than 5 miles from the trail in Damascus, Va. I whitewater kayak, rock climb, backpack, snowboard, and occasionally mountain bike. Which layer would be better? Im looking for a good mid-layer/stand-alone when needed. I feel as though the LT would have more versatility. Does anyone agree or have another idea?
アークテリクスのスタッフの回答としては、
- 「アトム LT フーディ」はアクティブなミッドレイヤーとしては適している。より冷えた状況ではアウターレイヤーとしても使える「アトム AR フーディ」がおすすめ。
- 寒さなどのいろいろな要素から身を守るにはアトムARフーディ。
Which one is warmer in cold dry conditions Atom AR or Cerium lt.
「アトム AR フーディ」と「セリウム LT フーディ」はどっちが暖かいの?という質問。
アークテリクスのスタッフの回答としては、アトムARフーディとのこと。「セリウム LT フーディ」が優れている点はパッキングサイズが小さくなることでした。
「アトムARフーディ」と「ナノエアフーディ(パタゴニア)」の比較
「アトムARフーディ」を選ぶにあたって、他のアウトドアブランドのアイテムやアークテリクスの化繊ダウンと比較してみるのもいいかもしれません。
よく比較されるのは、「ナノエア・フーディ(2019年バージョン)」、「ナノ・パフ・フーディ
」、「アトム LT フーディ」「プロトンLTフーディ」の4つ。
outdoorgearlabという海外通販サイトで比較表が作れます。その中から主要な要素のみを取り出して表にしました。
アイテム | 価格(円 税込) | 総合点 | 暖かさ | 快適さ | 耐候性 | 通気性 | 重量(g) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ナノエア | 41,800 | 79 | 7 | 10 | 5 | 9 | 348 |
ナノパフ | 34,650 | 66 | 5 | 5 | 8 | 5 | 360 |
アトムLT | 35,200 | 73 | 7 | 9 | 6 | 6 | 346 |
アトムAR | 38,500 | 72 | 9 | 7 | 9 | 4 | 431 |
プロトンLT | 33,000 | 74 | 6 | 9 | 7 | 8 | 388 |
※スマホの方は表が右に動きます
「アトム AR フーディ」と比較的役割が近いのが「パタゴニアのナノエア・フーディ」。どちらも快適さ・伸縮性・通気性が売りになっています。
どちらも持っていますが、甲乙付け難い完成度の高さです。ナノエアフーディに関しては、「パタゴニアのダウン「ナノエア・フーディ」の特徴や写真をブログレビュー」という記事を書いていますので良かったらどうぞ。
アークテリクスショップの店員さんに聞いたアトムシリーズ(ar,lt,sl)の洗濯方法
購入する際にアークテリクスショップの店員さんに洗濯方法を聞いてきました。
step
1ジッパーをすべて閉めて、ネットに入れる
しっかりとジッパーを閉めて洗濯をして下さい。
ジッパーで生地が傷つくことがあるそうです。
step
2中性洗剤で洗濯機でクリーニング
特別な洗剤でなくてもよいそうです。
しかし、漂白剤やソフト剤が入ったものは使ってはいけません。
化繊ダウンの目に詰まってしまうそうです。
step
3脱水はかけずに、日陰で干す
脱水はかけないでよいそうです。
日陰で干せば、一日かからずに乾きます。
基本的に化繊ダウンは疎水性(水を排除しようとする)なので乾きやすいそうです。
普段は中性洗剤で洗うだけです。撥水性を取り戻すためにグランジャーズを使うのは年に一回。とてもメンテナンスが楽ですよ。
偽物ではなく本物を少しお得に買う方法
Atom AR Hoodyは、アークテリクス公式サイトや店舗、ショッピングモールのアークテリクス取扱店で購入できます。最も安全・お得に購入する方法は、アークテリクス公式アウトレット。全国で3カ所(土岐プレミアム・アウトレット、三井アウトレットパーク木更津、軽井沢プリンスショッピングプラザ)あります。軽井沢プリンスショッピングプラザは品揃えも良いし、店員さんも親切ですよ。
【アウトレット】アウトドアブランドが豊富 軽井沢・プリンスショッピングプラザ
そうはいっても、そう簡単に行けない方も多いと思います。そのような場合は、楽天市場の中で正規代理店をしっかり選ぶのがおすすめです。
セールもありますし、ポイント還元もあるので定価よりは安く買える場合があります。私が実際に購入して、安心できる店舗を紹介します。並行輸入やドロップシッピング系のお店は避けて下さいね。
- 好日山荘
ポイント還元がおとく。在庫の入れ替わりが激しいです。在庫がない場合もあります。 - Reggie Shop
しょっちゅう割引クーポンが出ています。またセール時もがっつり割引します。発送も迅速丁寧なお店 - さかいやスポーツ
神保町の老舗。品揃えは一番! - アートスポーツ
ポイント還元率が高いです。楽天経済圏にいる方にはお得。 - 楽天ブランドアベニュー
ビームスの別注が買えます。クーポンも出やすいので安く買えることが多いです。 - refalt
セールの時はお得。モデルが着ている画像があるのでサイズ感を掴みやすい。レディースの品揃えもいいです。 - アシーズブリッジ
セールの時期はとくにお得です。
以上、ARC'TERYX/アトム AR フーディー(ATOM AR HOODY)という話題でした。
アークテリクス(Arc'teryx)製品を実際に使ってレビューを書いています。アトムシリーズなどの化繊ダウンからフリース、ゴアテックスジャケット。
サイズ感が難しいブランドなので様々なサイトから情報を集めています。海外通販サイトからも情報を得ているので購入で悩んでいる方には参考になると思います。
アークテリクスのセール情報はこちらから 【アウトドアセールまとめ】パタゴニア・ノースフェイス・アークテリクスなど